こんにちは。ニッポンたび日和 運営者の「たびねこ」です。別府温泉のシンボルとも言える竹瓦温泉ですが、検索してみると「汚い」という言葉が出てきて、行く前から少し不安に思っている方も多いのではないでしょうか。歴史ある建物ゆえに、トイレやアメニティの設備はどうなのか、またタトゥーがあっても大丈夫なのか、混浴に関する噂は本当なのかなど、現代のスパとは違う部分で気になる点は尽きません。

この記事では、私が実際に訪れて肌で感じたリアルな感想と、ドライヤーの有無や砂湯のシステムといった、事前に知っておくべき情報を包み隠さずお伝えします。「汚い」という噂の裏にある真実を知れば、きっとその古さが愛おしくなるはずです。

  • 「汚い」と言われる主な原因は建物の古さと独特の入浴スタイルにあること
  • 名物「砂湯」の衛生管理やシャワーがない浴室での正しい洗い方
  • トイレや脱衣所のリアルな設備状況と快適に過ごすための事前準備
  • タトゥーや混浴に関する疑問と地元の方へのマナーといった注意点

竹瓦温泉は汚いという噂の真相

竹瓦温泉は汚いという噂の真相

ネット上でささやかれる「竹瓦温泉 汚い」という噂。これから行こうと思っている方にとっては、かなり気になるポイントですよね。でも、実際に足を運んでみると、それが単なる「管理不足による不潔さ」ではなく、80年以上前の歴史的建造物ならではの「味」や、現代のスーパー銭湯とは異なる「独特のローカルルール」からくる誤解であることが分かってきます。

ここでは、皆さんが特に不安に感じる衛生面や設備について、一つひとつ真実を解き明かし、なぜそのような噂が立つのかを深掘りしていきましょう。

砂湯は使い回しでも衛生的

砂湯は使い回しでも衛生的

竹瓦温泉の代名詞とも言える「砂湯」。真っ黒な砂に全身埋もれる体験は、デトックス効果も高そうで魅力的ですが、同時に「いろんな人が入った砂を使い回しているの?」「衛生的に大丈夫?」と心配になる方もいるかもしれませんね。

結論から言うと、砂湯は決して不衛生ではありません。

砂湯の砂は、常に高温の温泉水によって温められています。この熱と、源泉に含まれる殺菌作用が期待できる成分によって、雑菌の繁殖を抑える環境が維持されていると言われているんです。

見た目が黒くて重たい砂なので、泥のように見えてしまい「汚れている」と錯覚しやすいのですが、これは長年温泉成分を吸い込んだ証拠。実際に体験してみると、ズッシリとした重み(なんと体重の1.5倍ほどの圧力がかかるそうです!)と温かさが身体の芯まで染み渡り、むしろ「大地のエネルギー」をダイレクトに感じられるはずです。

もちろん、多くの人が利用するので心理的な抵抗感がある方もいるかもしれませんが、定期的にメンテナンスもされていますし、何より「源泉かけ流しの温泉」が砂全体に行き渡っている状態なので、過度な心配は無用かなと思います。砂かけさんが丁寧に掘り返して、新しい熱い砂をかけてくれるプロの技も必見ですよ。

シャワーなしでも身体は洗える

現代の私たちにとって、一番のカルチャーショックかもしれないのがこれ。「シャワーがない」という事実です。

竹瓦温泉の浴場には、現代的なシャワー設備がありません。あるのは、昔ながらの「カラン(蛇口)」と洗面器のみ。これを知らずに行くと、「えっ、どうやって髪や身体を洗うの?」「泡をちゃんと流せないんじゃ…」とパニックになってしまい、結果として「十分に洗えない=不潔なまま入浴することになる」という不安から「汚い」という感想に繋がってしまうことがあります。

昔ながらの「かけ湯」スタイルを楽しもう
洗面器で湯船のお湯(またはカランのお湯)を汲み、ザバッとかぶって汚れを落とすのが竹瓦流。この不便さこそが、昭和初期へのタイムスリップ体験なんです。

ここでは、シャワーがない環境での上手な入浴ステップをご紹介します。

シャワーなし入浴の3ステップ

  1. かけ湯を十分に行う: 洗面器で湯船のお湯を汲み、足元から順に肩まで丁寧にお湯をかけます。これだけで体の表面の汚れはかなり落ちます。
  2. カランのお湯を活用する: 壁際にある蛇口(カラン)からお湯を洗面器に溜めて、タオルで体を洗ったり、髪を洗ったりします。水圧が弱いこともあるので、気長に楽しみましょう。
  3. 最後にもう一度かけ湯: 湯船から上がる際も、新鮮なお湯を体にかけて温泉成分を肌になじませるか、気になる方はカランのお湯で流します。

最初は戸惑うかもしれませんが、郷に入っては郷に従う気持ちで、丁寧にかけ湯をする所作を楽しんでみてください。「ボタン一つでシャワーが出る」という現代の便利さを再認識する良い機会にもなりますよ。

混浴ではなく男女別の浴場

レトロな外観の温泉と聞くと、「もしかして昔ながらの混浴?」と身構えてしまう方もいるかもしれません。特に女性にとっては、入浴スタイルは重要なチェックポイントですよね。

安心してください。竹瓦温泉は、普通浴(内湯)も砂湯も、男女別になっています。

建物の入り口から番台までは一緒ですが、そこから先はしっかりと「男湯」「女湯」に暖簾(のれん)で分かれています。砂湯に関しても、専用の浴衣を着て入るスタイルですが、男女のエリアは壁などで区切られているわけではないものの、砂場自体が緩やかにゾーン分けされており、スタッフ(砂かけさん)の指示に従って埋めてもらうため、異性の目を過度に気にする必要はありません。

「古い温泉だからプライバシーがないかも」という心配は無用です。ただし、脱衣所と浴室が一体になっているような開放的な造りなので、着替える場所と湯船の距離が驚くほど近いです。そこだけは心の準備をしておいてくださいね。

タトゥー客への対応と許容度

最近のスーパー銭湯やホテルでは「タトゥー・刺青お断り」という場所が多いですが、竹瓦温泉のような歴史ある共同浴場(公衆浴場)はどうなのでしょうか。

実は、別府の共同浴場はタトゥーに対して比較的寛容な傾向があります。

竹瓦温泉も、地元の方々が日常的に利用する「生活の場」としての側面が強いため、ファッションタトゥーなどが入っていても、マナーを守って入浴していれば特にお咎めなしというケースが多いようです。私が訪れた際も、和彫りの入った地元の方が普通に入浴されていましたが、皆さん静かにお湯を楽しんでおられました。

これは「汚い」というキーワードとは逆の視点になりますが、タトゥーがあるからといって排除されることなく、誰もが公平にお湯を楽しめるという点では、古き良き「懐の深さ」や別府ならではの「多様性」を感じられる場所と言えるかもしれません。もちろん、威圧感を与えないようタオルで隠す配慮をするなど、最低限のマナーは守りましょう。

アメニティの持参と購入方法

アメニティの持参と購入方法

「手ぶらで行っても大丈夫?」という質問への答えは、「お金を持っていれば大丈夫だけど、持参した方がスムーズ」です。

竹瓦温泉の浴場には、シャンプー、リンス、ボディソープなどの備え付けアメニティは一切ありません。

これを知らずに入ってしまうと、お湯に浸かるだけで身体を洗えずに上がることになり、「なんかサッパリしなかったな…」という不完全燃焼な感想を持ってしまうことも。これが「汚い(汚れが落ちない)」という印象に繋がる一因でもあります。

必要なものは全て有料です!
タオル、石鹸、シャンプーなどは、入り口の券売機で購入するか、番台で購入する必要があります。脱衣所に入ってから「ない!」と気づいても遅いので、必ず入館時に確認しましょう。

参考までに、現地で購入・レンタルできる主なアメニティの目安をまとめておきます(価格は変更になる可能性があります)。

アイテム 価格目安 備考
オリジナルタオル 350円 記念品にもなる人気アイテム
シャンプー・リンスセット 100円 1回使い切りタイプ
石鹸 50円〜 小さな固形石鹸など
ヘアーキャップ 50円 髪をお湯につけないために推奨

私はいつも、お気に入りのシャンプーや石鹸を入れた「温泉セット(スパバッグ)」を持参しています。これを持って歩くのも、別府温泉巡りの醍醐味の一つですよ。

竹瓦温泉が汚いと感じる心理と対策

物理的な「汚れ」だけでなく、施設の古さや使い勝手の悪さが、心理的に「汚い」「不快」という感情を引き起こしているケースも少なくありません。ここでは、そんな不安を解消するための具体的な対策や、知っておくと安心なポイントをご紹介します。事前準備さえしっかりしていれば、ネガティブな要素も「味」として楽しめるようになりますよ。

ドライヤーの有無と使用法

ドライヤーの有無と使用法

お風呂上がりに髪を乾かせないのは、特に女性にとって大きなストレスですよね。髪が濡れたまま帰るのは不快ですし、冬場などは風邪をひいてしまう心配もあります。

竹瓦温泉にはドライヤーが設置されていますが、有料(コイン式)である場合が多いです。また、台数が1〜2台と限られているため、混雑時には順番待ちが発生することも珍しくありません。

「お金を払わないと使えないなんて不親切」と感じるかもしれませんが、これも昔ながらの共同浴場のスタイル。小銭(特に10円玉や100円玉)を多めに用意しておくのが鉄則です。

項目 対策・ポイント
ドライヤー 7分100円程度(目安)。小銭は必須。混雑時は諦める勇気も必要。
コンセント 勝手に使用するのは厳禁(盗電になります)。持ち込みドライヤーは使えない可能性大。

どうしても性能の良いドライヤーを使いたい、待ちたくないという方は、タオルドライをしっかりして、髪が濡れていても気にならないよう帽子を用意するか、近くのホテルやカフェで休憩してから帰るなどの計画を立てておくと良いかもしれません。

トイレの清潔さと古さの区別

「水回りのキレイさ」は、現代人が最も気にするポイントの一つ。竹瓦温泉のトイレに関しては、「古いけれど、掃除はされている」という表現が一番しっくりきます。

建物自体が文化財級に古いため、トイレの設備も最新のピカピカな状態ではありません。タイル張りだったり、和式から簡易的に洋式になっていたりと、「デパートのような快適な全自動トイレ」を期待するとギャップを感じてしまうでしょう。

湿気を含んだ空気や、独特の匂いを感じることもあるかもしれませんが、それは建物の構造上の問題であり、清掃がおろそかになっているわけではありません。「ここでは最新設備は望めない」と割り切って利用するのが、精神衛生上もおすすめです。心配な方は、訪問前に駅や周辺施設のトイレを済ませておくと安心ですね。

常連客のマナーと接し方

「竹瓦温泉 汚い」という検索の裏には、実は人間関係のトラブルが隠れていることもあります。「常連さんに怒られた」「ジロジロ見られた」という経験が、「居心地が悪い=嫌な場所(汚点)」として記憶されてしまうんですね。

竹瓦温泉は観光地であると同時に、地元のおじいちゃんおばあちゃんの日常の銭湯でもあります。いわゆる「ヌシ」と呼ばれるような常連さんもいらっしゃいます。彼らは独自のルール(例:洗面器の置き場所、お湯の汲み方など)を持っていることがあり、知らずに破ってしまうと注意されることも。

魔法の言葉「こんにちは」
脱衣所に入ったら、まず先客の方に「こんにちは」「お邪魔します」と挨拶をしてみましょう。これだけで場の空気が和らぎ、トラブルを回避できる確率がグンと上がります。

もし注意されたとしても、それは「郷に入っては郷に従え」の洗礼だと思って、素直に受け止めるのが吉。「すみません、初めてなもので」と謙虚に返せば、逆に色々と教えてくれる優しいおばあちゃんに変わることもよくある話です。彼らがいるからこそ、この温泉文化が守られているという側面もあるのです。

脱衣所の砂対策と足元の注意

脱衣所の砂対策と足元の注意

最後に、物理的に一番「汚いかも?」と感じやすいポイントについて。それは脱衣所の床です。

竹瓦温泉は砂湯と脱衣所が隣接している構造上、どうしても脱衣所の床に砂が落ちてしまい、ジャリジャリすることがあります。砂湯から上がった人が浴衣を脱ぐ際や、移動する際に砂が落ちるため、これは清掃頻度を上げても完全に防ぐことは難しい問題です。

お風呂上がりの綺麗な足の裏に砂がつくのは、正直あまり気持ちの良いものではありませんよね。でも、これは施設の欠陥ではなく「砂湯がある施設ならではの宿命」なんです。

快適に過ごすための3つの自衛策

  • 着替える時は、床に直に荷物を置かない: 砂がつくのを防ぐため、ロッカーや棚を使いましょう。
  • 足拭きマットの上を上手に活用する: 最後に出る時、靴下を履くまではマットの上で過ごすようにします。
  • 濡れたタオルを入れるビニール袋を持参する: 砂混じりの濡れたタオルをカバンに直接入れるのは抵抗があるはず。ビニール袋は必須です。

こういったちょっとした自衛策をとることで、不快感はかなり軽減されます。「ここはビーチにある脱衣所のようなものだ」と自分に言い聞かせると、意外と気にならなくなりますよ。

竹瓦温泉は汚いわけではない

ここまで見てきた通り、「竹瓦温泉 汚い」という検索キーワードの正体は、「歴史的な古さ」「現代的な設備の不足」「独特の入浴文化」に対するギャップでした。

ピカピカのスーパー銭湯や高級ホテルのような清潔さを求めると失敗してしまいますが、「築80年以上の文化財でお風呂に入れる」という体験自体に価値を感じられる人にとっては、多少の不便さや古さも愛おしい要素になるはずです。

より詳細な料金や最新の営業時間については、以下の公式サイトで確認してからお出かけくださいね。

(出典:別府市公式ウェブサイト『竹瓦温泉』

ぜひ皆さんも、事前の心構えと準備をバッチリ整えて、この唯一無二のレトロ空間を楽しんできてください!