こんにちは。ニッポンたび日和 運営者の「たびねこ」です。
日本一の「おんせん県」として名高い大分県別府市。
湯けむりが立ち上るこの街へ旅行に行く際、職場や友人、そして家族へのお土産選びに頭を悩ませてしまうことはありませんか。
「せっかくなら現地でしか買えないものを」「でも失敗はしたくない」と考えるのは当然のことです。
限られた滞在時間の中で、美味しいお菓子や人気のかわいい雑貨を効率よく購入したいですよね。
特に賞味期限や持ち運びの利便性、そして渡す相手の好みに合わせた選び方は、旅の満足度を左右する重要な要素となります。
この記事では、別府・大分エリアで長年愛される定番の銘菓から、知る人ぞ知る隠れた名品まで、シチュエーションに応じた最適な選択肢をランキング形式でご提案します。
- 職場への挨拶にぴったりな個包装で配りやすい銘菓
- 甘いものが苦手な人にも喜ばれる塩味や辛味系のスナック
- 女性へのお土産として注目されているおしゃれな雑貨やコスメ
- 早朝の出発でも安心な営業時間とアクセスに優れた購入場所
目的別で選ぶ別府のお土産屋ランキング

お土産選びで最も大切なのは「誰に渡すか」という目的意識です。
職場の同僚に配るのか、大切な友人に贈るのか、あるいは自分へのご褒美として奮発するのかによって、選ぶべき商品は大きく異なります。
ここでは、それぞれのシチュエーションに合わせた、絶対に外さない失敗のない選択肢をランキング形式で詳しくご紹介します。
職場への挨拶に最適なお菓子
職場で配るお土産には、
「個包装であること」
「賞味期限が長いこと」
「誰もが知る安心感」
の3拍子が揃っていることが求められます。
この厳しい条件を完璧に満たし、別府のお土産ランキングで常に不動の上位に君臨するのが、大分銘菓の王道「ざびえる」です。
天文20年(1551年)に豊後国(現在の大分県)を訪れたフランシスコ・ザビエルの功績を讃えて名付けられたこのお菓子は、半世紀以上にわたって愛され続けています。
最大の特徴は、和風の白餡と洋風のバター風味が融合した独特の味わい、そして1箱で2種類の味が楽しめるアソート形式である点です。

好みが分かれない「金」と「銀」のアソート
「ざびえる」の箱の中には、以下の2種類が入っています。
- 金のざびえる:ラム酒に漬け込んだレーズンを白餡に練り込んだもの。洋酒の芳醇な香りが漂う、大人の味わいです。
- 銀のざびえる:純粋な白餡のみを使用したもの。シンプルで優しい甘さは、お子様やお酒が苦手な方にも安心です。
このように味が分かれているため、贈る相手の好みが不明な場合でも「どちらかは気に入ってもらえるだろう」という安心感があります。
これがビジネスや職場への挨拶において最強の選択肢となる理由です。
ここがポイント
黒いビロード風の高級感ある箱に入っており、価格以上の「高見え」効果が抜群です。
食べ終わった後の箱を小物入れとして使う人も多いほどしっかりした作りですが、1個あたり約100円というコスパの良さも、人数の多い職場には嬉しいですね。
また、女性が多い職場であれば「瑠異沙(るいさ)」もおすすめです。
バイオレットリキュール(スミレ色のリキュール)を使用した紫色の餡は香りが良く、アルミホイルに包まれたしっとりとしたカステラ生地が上品な印象を与えます。
「ざびえる」と同じく常温で30日ほど日持ちするため、デスクに置いておいても急いで食べてもらう必要がないのが助かります。
ばらまきに便利なおすすめ商品
サークル仲間や部署全体など、とにかく数が必要な「ばらまき」シーンでは、1個あたりの単価(コストパフォーマンス)とボリュームが重要になります。
ここで私が推したいのが、生産量日本一を誇る大分特産の柑橘「かぼす」を使ったお菓子たちです。
大分県は全国のかぼす生産量の9割以上を占めており(出典:大分県ホームページ『大分県の特産品(カボス)』)、まさに柑橘王国と言えます。
その爽やかな酸味を活かしたお菓子は、甘すぎずさっぱりとしているため、多くの人に好まれます。
圧倒的コスパの「大分かぼすラングドシャ」

特に主要駅ビルなどで手に入る「大分かぼすラングドシャ」は、薄くて軽いクッキー生地に爽やかな酸味のチョコがサンドされており、サクサクとした食感が魅力です。
10個入りで600円台、20個入りでも1,000円ちょっとという手頃さは、予算を抑えたい学生さんや、人数の多い部署へのお土産として強い味方になるでしょう。
ちょっと豆知識
もっとカジュアルに渡したいなら「大分かぼすグミ」もアリです。完熟かぼすの果汁を使用したコロンとした見た目が可愛らしく、賞味期限も90日と長いので、ちょっとした「プラス一品」として渡すのに最適ですよ。
ビタミンCのイメージもあり、美容を気にする方にも喜ばれます。
甘くないお土産で差をつける
お土産売り場はどうしても甘いお菓子が中心になりがちですが、お酒好きな方や甘いものが苦手な方へのお土産選びには悩みますよね。
「甘いものはちょっと…」という上司や、晩酌を楽しむ友人へのお土産選びで救世主となるのが、「謎のとり天せんべい」です。

大分の郷土料理「とり天(鶏の天ぷら)」をスナックにしたこの商品は、ただのせんべいではありません。
鶏肉の旨味に加え、ガツンと効いたニンニク醤油の風味が特徴で、一度食べだすと止まらない中毒性があります。
個包装を開けた瞬間に広がる香ばしい匂いは、まさにビールの親友。
甘いお菓子の中にこれがあると、良い意味で目立ち、気の利いたお土産として喜ばれること間違いありません。
話題性を狙うなら「地獄」シリーズ
さらにインパクトを狙うなら、「地獄」の名を冠した激辛カレー味のスナック「別府地獄カレー」なども話題性抜群です。パッケージの見た目もインパクトがあり、「地獄めぐりをしてきた!」という旅のストーリーを一目で伝えることができます。
ただし、本当に辛いものもあるので、渡す相手は慎重に選んでくださいね。
女性に人気のおしゃれな雑貨
最近の別府土産は、食品だけでなく「モノ」も進化しています。
「食べるものは残らないから寂しい」という方や、感度の高い女性へのお土産として人気なのが、別府の伝統工芸である「竹細工」を取り入れたアイテムです。
別府の竹細工は、古くから湯治客の自炊用具として発展してきた歴史があり、実用性と美しさを兼ね備えています。
本格的な花籠などは高価ですが、日常使いできるお箸やスプーンといったカトラリーなら、1,000円台から購入可能です。
木の温もりとはまた違う、竹ならではのしなやかさと軽さは、毎日の食卓を少し豊かにしてくれます。
セレクトショップで探す「人とかぶらない」お土産


また、別府市内にあるセレクトショップ「SELECT BEPPU」や「SPICA(スピカ)」では、既存の大型お土産屋さんにはない、デザイン性の高い雑貨が見つかります。
- SELECT BEPPU:築100年以上の長屋を改装したショップ。
別府のモチーフをあしらったオリジナル雑貨や、地元アーティストとのコラボ商品が並びます。 - SPICA:こだわりの文具や食器、生活雑貨を扱うお店。
シンプルで長く愛用できるアイテムが揃っています。
レトロなパッケージの石鹸や、手ぬぐいなど、「センスいいね!」と言われるお土産を探しているなら、ぜひ立ち寄ってみてください。
日持ちする安心な商品の特徴
旅行のスケジュールを組む際、お土産を買うタイミングは悩みどころです。
最終日にバタバタしたくないなら、日持ちする商品を旅の初日に買っておくのも賢い戦略です。
ここまでの情報を踏まえ、主要な商品の賞味期限と購入推奨タイミングを整理しました。
| 商品名 | ジャンル | 賞味期限の目安 | 購入タイミング |
|---|---|---|---|
| 謎のとり天せんべい | スナック | 数ヶ月 | いつでもOK |
| 大分かぼすグミ | グミ | 約90日 | いつでもOK |
| ざびえる・瑠異沙 | 焼菓子 | 約30日 | いつでもOK |
| 地獄蒸しプリン | 生菓子 | 約1週間 | 帰宅直前・配送 |
このように、クッキーやせんべい等の「乾きもの」は早めに購入してスーツケースに入れてしまっても問題ありません。一方で、プリンなどの生菓子は要冷蔵かつ期限が短いため、旅の最後に購入するか、クール便での配送手配をするのがベターです。
もしくは、割り切って自分用の「現地消費」として楽しみ、思い出だけを持ち帰るのも一つの贅沢ですね。
達人が教える別府のお土産屋ランキング
ここまでは「渡す相手」に焦点を当ててきましたが、ここからは私「たびねこ」が個人的に推したい、別府ならではの体験や効能を持ち帰れるアイテムと、賢い購入場所について深掘りしていきます。
観光の合間に効率よく動くためのヒントにしてください。
絶品の地獄蒸しプリンを堪能

「別府に来たら絶対に食べてほしい!」と私が声を大にして言いたいのが、明礬(みょうばん)温泉エリアにある岡本屋売店の「地獄蒸しプリン」です。
昭和63年から変わらない製法で作られるこのプリンは、温泉の噴気(蒸気)を利用して蒸し上げられています。
最大の特徴は、温泉成分を含んだ蒸気による独特の風味と、濃厚な味わい。
そして何より、たっぷりとかかったカラメルのほろ苦さが、プリンの甘さを引き立てて絶妙なバランスを生み出しています。一つ一つ手作業で作られているため数に限りがあり、週末には行列ができるほどの人気ぶりです。
注意点
賞味期限が製造から1週間程度と短く、持ち運びには保冷が必須です。
長時間の移動を伴うお土産には不向きな側面があるため、現地で別府湾の絶景を眺めながら食べるか、お店からクール便で直送するのが一番美味しくいただく方法です。
また、甘いものが苦手な方には、同じく地獄釜で蒸し上げられた「地獄蒸し塩たまご」もおすすめ。
白身が燻製のように茶色く色づき、塩味が凝縮された旨味は、他では味わえない別府だけの味です。
美肌効果も期待できるコスメ

日本一の湧出量を誇る別府温泉。その効能を自宅に持ち帰りたいと願う女性層から熱烈な支持を受けているのが「温泉コスメ」です。
中でもユニークかつ実力派として知られるのが、血の池地獄限定で販売されている「血の池軟膏」です。
この軟膏は、血の池地獄から湧き出る赤い粘土質の熱泥を利用して作られた医薬品(第2類・第3類医薬品等)です。
戦前から「万能薬」として親しまれ、あかぎれ、しもやけ、ひびなどに効果があるとされています。
レトロでどこか怪しげな(褒め言葉です!)パッケージも可愛らしく、実用的なお土産として指名買いする人も多いんですよ。
血の池地獄に入場しないと買えないという「限定感」も、お土産としての価値をさらに高めてくれます。
自宅のお風呂を温泉にする「湯の花」

また、自宅のお風呂で別府温泉を再現したいなら、明礬温泉の「湯の花」が鉄板です。
これは単なる入浴剤ではなく、わら葺きの「湯の花小屋」の中で、温泉の蒸気を結晶化させて作られる天然の入浴剤です。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統技術で作られた湯の花は、パック入りのものが使いやすく、お配り用としても優秀です。
湯冷めしにくく、肌がすべすべになる感覚をぜひ体験してみてください。
別府駅で購入できる限定品
観光の拠点となるJR別府駅にある商業施設「えきマチ1丁目別府」は、最後のお土産探しに最適なスポットです。
ここにある「別府銘品蔵」に行けば、ざびえる、かぼす商品、とり天せんべいなど、主要な銘菓はほぼ全て揃うと言っても過言ではありません。
駅直結という圧倒的な利便性に加え、ここだけの強みは「品揃えの幅広さ」です。
常温のお菓子だけでなく、冷凍のとり天や、冷蔵のロールケーキなども充実しています。
「あ!あの人へのお土産を買い忘れた!」という時でも、ここに来れば何とかなるという安心感は絶大です。
電車やバスの待ち時間を有効活用して、効率よく買い物を済ませましょう。
早朝の営業時間にも対応する店
旅行最終日、朝早い便や電車で帰らなければならない時、お土産屋さんが開いていなくて焦った経験はありませんか?別府のお土産屋さんの営業時間を把握しておくことは、スムーズな旅の締めくくりに不可欠です。
- 別府駅(別府銘品蔵):朝8:00から営業しています。
特急ソニックや空港バスに乗る前にサッと立ち寄れる、早朝出発の強い味方です。 - 岡本屋売店:朝8:30から営業しています。
ホテルの朝食を軽めにして、ここで「朝プリン」を楽しむのもツウな過ごし方です。 - SPICAなどの雑貨店:個人経営のセレクトショップは、11:00頃からのオープンが多いです。
午前中の観光プランに組み込む際は、開店時間に注意が必要です。
スケジュールのコツ
雑貨店巡りをしたい場合は、お昼前後の時間に余裕を持たせておきましょう。
逆に、定番のお菓子を買うだけなら、朝イチで駅に行くのが最も効率的で品切れのリスクも少ないです。
別府のお土産屋ランキング総まとめ
今回は「別府 お土産屋 ランキング」をテーマに、目的別のおすすめ商品や購入スポットをご紹介してきました。
最後に、これまでの情報を整理しておきましょう。
| 重視するポイント | おすすめ商品・場所 | 特徴とメリット |
|---|---|---|
| 失敗したくない | ざびえる(金・銀) | 知名度No.1・個包装・30日日持ち・高級感 |
| コスパ・数重視 | とり天せんべい・かぼすグミ | 安くて大量・話題性あり・甘いものが苦手な人へも |
| おしゃれ・特別感 | 竹細工・血の池軟膏 | 形に残る・現地限定の希少性・センスの良さ |
| 自分へのご褒美 | 地獄蒸しプリン | 現地消費推奨・絶品の味わい・体験としての価値 |
別府のお土産は、単なる「モノ」ではなく、温泉文化や地域の歴史が詰まった「体験」そのものです。
渡す相手の顔を思い浮かべながら選ぶ時間は、きっと旅の素敵な思い出の一部になるはずです。
この記事が、あなたの別府旅行をより充実させる手助けになれば嬉しいです。
ぜひ、あなただけの素敵なお土産を見つけてくださいね。
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